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手ノ子残照 [米坂線]

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2009年11月8日 米坂線 手ノ子-羽前沼沢

宇津峠へ向けて


返しは通称「宇津峠逆俯瞰」から狙う。宇津峠と言えば、明治時代のイギリスの紀行作家イザベラ・バードが著書「日本奥地紀行」の中で、東洋のアルカディアと絶賛した置賜を初めて眼にした場所として記述したのをはじめ、一部その筋の人達の間では熱狂的に有名な峠だ(日本奥地紀行はちょっと場所の記述が誤っているところもあるので注意が必要だが… )。イザベラ・バードの通った道を辿れば、こちらの向きは逆俯瞰ではなく、置賜を正面に俯瞰出来る場所で、空気の澄んだ日は遠く直線で15km程先にある今泉駅まで眺めることが出来る絶景ポイント。この日も超望遠レンズで今泉駅の発車から追いかけることが出来た。

この場所、絶景は絶景なのだが、秋も深まるこの季節、15時も過ぎれば山々は次々と影を落とす。当初ある程度広めに撮ろうと画策していが、露出の関係で如何ともし難く、斑模様の山々から望遠レンズで陽の当たった場所だけを狙う方向に作戦を変えてみる。この時も時間との戦いで、手前側から忍び寄る影に線路は次々と影を落としていった。やはり駄目か… そう思って半ば諦めた矢先の幸運、レールが影を落とした場所を通過する列車のサイドに一瞬だけ光が当たった。
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薄暮 [米坂線]

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2009年2月11日 米坂線 米沢-南米沢

置賜の夕べ


蒼い闇が近付く時間、古豪キハ52 127が駆ける。雪が少ない米沢平は、風の冷たさがのみが強調され、寒さが余計に染みるようだ。
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淡く白い誘惑 [米坂線]

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2009年2月7日 米坂線 成島-中郡

鉛雲重く


2月としては異例に雪が少かった米沢平。積雪は鐵路を隠すことなく、このまま春の足音が聞こえて来そうな雰囲気。だが、雲は切れ間なく空を被い尽くしたままだ。寂寥の空の下、ゴールデンコンビは米沢平を駆けて往く。

この後、ちょっと閃いての次のショットはこちら
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ほんのり茜色 [米坂線]

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2009年12月13日 米坂線 犬川-今泉

高畠の山々を背に


返しの時間、師走の陽は低い。15:00過ぎともなれば気分はもう夕方だ。ほんのり茜色に染まった米沢平は郷愁感と寂寥感を盛り上げてくれる。
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置賜風土記 [米坂線]

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2009年12月13日 米坂線 萩生-羽前椿

残秋、名残り惜しく


木々は葉を落とし冬支度をする。僅かに残った秋の気配と対をなすかのように艶やかな国鉄色のキハが駆ける。
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