急客機の肖像 [東北本線]
2011年11月13日 東北本線 陸中折居-水沢 |
胆沢の里を駆ける
色々な列車を流し撮りしてきた自分としてはC61 20も同様に撮っておきたいところ。通常蒸機は下りであまり煙を出さないものだけれど、この日はどこもかしこも汽笛+煙のオンパレード。正直あまりスピードを出さないで走る姿にはちょっと落胆もしたが、こうやって見ると中々の走りっぷり。曇りで色彩感が乏しかったのでモノクロモードにしてみましたが、如何でしょうか。
手ノ子残照 [米坂線]
2009年11月8日 米坂線 手ノ子-羽前沼沢 |
宇津峠へ向けて
返しは通称「宇津峠逆俯瞰」から狙う。宇津峠と言えば、明治時代のイギリスの紀行作家イザベラ・バードが著書「日本奥地紀行」の中で、東洋のアルカディアと絶賛した置賜を初めて眼にした場所として記述したのをはじめ、一部その筋の人達の間では熱狂的に有名な峠だ(日本奥地紀行はちょっと場所の記述が誤っているところもあるので注意が必要だが… )。イザベラ・バードの通った道を辿れば、こちらの向きは逆俯瞰ではなく、置賜を正面に俯瞰出来る場所で、空気の澄んだ日は遠く直線で15km程先にある今泉駅まで眺めることが出来る絶景ポイント。この日も超望遠レンズで今泉駅の発車から追いかけることが出来た。
この場所、絶景は絶景なのだが、秋も深まるこの季節、15時も過ぎれば山々は次々と影を落とす。当初ある程度広めに撮ろうと画策していが、露出の関係で如何ともし難く、斑模様の山々から望遠レンズで陽の当たった場所だけを狙う方向に作戦を変えてみる。この時も時間との戦いで、手前側から忍び寄る影に線路は次々と影を落としていった。やはり駄目か… そう思って半ば諦めた矢先の幸運、レールが影を落とした場所を通過する列車のサイドに一瞬だけ光が当たった。
レトロ重連みなかみ号 [上越線]
2011年9月23日 上越線 上牧-水上 |
空転しつつ駆け上がる
テンダー蒸機の重連が旧型客車を牽引するという事で、今回も上越線へ行ってきました。初日はD51 498とC61 20の競演という東北本線の現役時代を彷彿とさせる組み合わせ。当初は谷川岳バックに後追いで峠へ向かうシーンを狙ってみようと考えていましたが、現地へ行くと谷川岳は雲の中。しかもHMなしという情報を教えて貰い、結局逆側の定番で撮影へ。
真夏のような気温という事もあって煙は薄かったのですが、空転しながら目の前を駆け上がる姿は充分堪能出来ました。